ここのはなし

今年も残すところあと僅かですね、あっという間の師走です。思わずじぇじぇって言ってしまいそうな一年の早さです。じぇじぇと言えば盛岡住まいの身内に実際じぇじぇじぇとか言うの?って聞いたことがあるのですが、「それは沿岸部で内陸はじゃじゃだよ」と答えが返ってきました。確かにIBC岩手放送のじゃじゃじゃTVとか名物じゃじゃ麺とかあるしなるほどなーと妙にその場は納得。ところでじゃじゃ馬は気性の激しい女性を指す表現らしいですが、岩手内陸の女性がそうなのかは聞かないほうが身のためのようです。

そう言えば今年の流行語、例年になく候補が多かった印象ですが実際選ばれた数も過去最高だったようですね。流行語が多いってことは今年はそれなりに活気のある一年だったということなのかな。これもアベノミクスの成果の一つでしょうか。個人的には「倍返し」が印象的で日常でも使いやすかったですね。たまたま通勤路にロケで使われた三井本館があったりするのでこの前写真を撮ってみました。夜はライトアップされていい雰囲気です。

三井本館

さて本題の社員ブログですが、今回は無難にペットの話題にしたいと思います。ペットといえば最もメジャーどころはイヌやネコだと思いますがうちの場合はイヌです。幼少より実家で飼ってきたのがイヌだったこともありそんなわけか犬好きです。ただ最近ネコもいいなーと思ってまして、将来機会があれば一緒に飼ってみたい密かな野望も抱いています。そんな犬派の我が家の愛犬は、メスの柴犬ココです。飼い主に忠実で聞き分けよく大人しいイメージの柴ちゃんですが、うちのココは忠義はワンマン、自己主張強く気性の激しいところも多々ありの柴ヤンです。

ペットを迎え入れるきっかけは各家庭により様々だと思いますが、うちの場合は一般的なペットショップとは違うところから引き取ろうという意向がありました。それにはいくつか理由はありますが、おもには子犬から世話できない(日中留守番必須)、性格がはっきりしている方がいい(無駄吠えしない、トイレのしつけ)などで、成犬しかないなーというのがありました。色々と情報収集をしているとペットショップで売れ残ってしまった子や、センターで保護された子、迷子犬、何らかの疾患を抱えた子などを引き取り里親を募集している団体が数多くあることが分かります。うちの場合「いつでも里親募集中」というサイトの中で登録されていた「犬民宿舎しろいぬの里」さんにお世話になりました。

「いつでも里親募集中」
http://www.satoya-boshu.net/first_sigand.htm

「犬民宿舎しろいぬの里」
http://dog.ap.teacup.com/shiroinunosato/

 紹介記事の中ココを見つけ、性格よさそう見た目もいいねってことで直ぐに申し込むことにしました。お世話になったしろいぬの里さんでははじめに面接があり、その後1週間程度のトライアル期間を設けて引き取る流れになります。ココの場合事前にいくつか認識しておく問題があり、保護センターで保護された際には歯はボロボロで、ほとんどの歯の抜歯を行ったこと、少し野生化していたせいか人間不信となっていたこと、社会性もなく、過去の病歴、年齢や名前も分からないといった事前情報がありました。最初の面接の際も落ち着きがないなーという印象でしたが、それでもうちに招くことに支障はないと判断しトライアル期間を経て我が家の一員となりました。ちなみにココの以前の名前は初音ちゃんでした。ココと呼んで理解してくれるのに半年くらいかかった記憶があります。今のココという名前は気に入ってくれてるだろうか。

愛犬ココ

引き取ってまもなくのココ

引き取った当初は脱走したり部屋の隅っこでこちらをじっと見ていたり散歩も右往左往縦横無尽で、馴染んでくれるか心配でしたが、うちに来て1年半の今は帰宅するまで長い間玄関マットで待っていたり、帰宅の際は歓迎のクルクルダンスをしたり、朝は夜明け前から起こしに来たり、1ヶ月の猛特訓の末お手を覚えたりと、すっかり家族の癒やし担当としてその役割を立派に果たしてくれています。一緒に出かけたりもできるようになりました。

お出かけ

唯一引き取って残念だったことは病気にかかりやすいということでした。これが年齢的なものなのかこれまでの飼育環境によるものなのか分からないので何とも言えないところはありますが、うちに来て1年半で3度大きな病気を患っています。はじめは腹部に出来た腫瘍の摘出、次に眼の角膜の手術、そして今現在治療中の鼻腔内の癌です。1つの治療が終わるとまた発病と、本人にとっては何とも辛い病気と戦う日々が続いています。

今現在も行っている癌の発症は夏頃分かったのですが、その時の診断でステージ3と診断されました。ステージ4は外科的治療は不可能で手遅れな状態です。ココについては何もしなければあと半年と告知されました。この時ははっきり言ってつらかった。

ただこんな状況でも自分たちはかなり幸運でした。それは懇意にしている病院の先生の判断が早く直ぐに精密検査ができる病院を紹介いただいたこと、検査に伺ったところが腫瘍の専門医がいる病院だったからです。また治療費の面でも選択した病院での費用は割りとリーズナブルな方だと思います。

動物病院の場合、町の一般病院、大学病院などの上級病院といった明確な区別がなく、スタッフの数、設備、扱える疾患、規模など、病院ごとに特徴があるのが一般的です。疾患によっては近くの動物病院では対応できない場合も多くケース・バイ・ケースで病院を変える必要がでてきます。治療費の面でも病院の規模や治療方法などで大きく変わってくるため、より多くの疾患が扱え、より多くの治療の選択肢を提供できる病院が理想の動物病院といえると思います。選択肢が多いということはそれだけかかる費用も選択できるということなので、こういったことは病気になる前に事前に調べておくといざという時役に立ちます。まあ、ペットを長年飼われているご家庭では常識の範囲かもしれませんが。 

ところで犬猫などの動物病院で高度な治療が行えるところは全国的にもそれほどありません。関東圏でも数カ所しかないようです。例えば東京・神奈川の場合、東京大学、東京農工大学、麻布大学、日本獣医生命科学大学、日本大学にはそれぞれ付属の動物病院があります。これら大学附属の病院では専門医がいて十分な設備のもと動物に対しての先進医療を行える環境が整っていると思います。ただこれら大学付属病院では紹介状が必要な場合が多く、また予約の段階で随分待たされることは予め認識しておく必要があります。例えば麻布大学付属の場合2~3ヶ月待ちは当たり前のようで、実際うちの場合も2ヶ月待ちだったため代わりに別の病院を紹介頂くことになりました。

ココの場合、初めの胸の腫瘍の摘出は近くの動物病院で処置して頂けましたが、角膜の手術の場合は専門医のいる総合病院的な病院にお世話になりました。また、現在治療のため通院している病院は、東京農工大学内にある東京農工大学動物医療センターさんになります。ここは先生やスタッフの数、医療設備、規模など最高の動物病院の一つだと思っています。ただ難点はうちから少し遠いということでしょうか。

医療センター

東京農工大学動物医療センター 
http://www.tuat-amc.org/index.html

ココの癌治療について少しお話したいと思います。ココの場合初診で外科的治療は難しいということで、幾つか先生からの提案がありました。内容は大まかに内科的な治療、放射線治療、カテーテル治療でした。内科的なものは現状維持ができればといった延命治療、放射線治療は人の場合だとよく知られた方法で放射線をがん細胞に直接当てる方法です。これは人の場合だといいのですが、犬の場合当てる線量が限られること、治療のための時間的な制限、治療費が高額となるなどで難しく、ある飼い主さんは100万近い治療費を掛けたにも関わらず敢え無く残念な結果となったと聞き及びました。

 最終的に選択肢として残ったのがカテーテル治療でした。これは首筋の血管から鼻腔に向けて細いカテーテルを通し直接抗癌剤を打つ治療法です。この方法であれば3週間程度の間隔の治療を行うだけである程度の効果が期待できるということでした。結果としては正解だったと思います。8月末から治療を始め、3ヶ月ほどで腫瘍は3分の1程になりました。実際CT画像を見せていただきましたが処置前と3ヶ月ほど経過後では明らかに腫瘍が縮小しているのが見て取れます。先生からも1年以上の延命ができたと嬉しい報告を聞くことが出来ました。このような選択ができたことがうちの場合とても幸運だったと思います。

 今では抗癌剤の影響からか顔の半分ほど毛が抜けてしまい折角のきれいな顔が台無しではありますが、そんなことはお構いなくこれからも出来るだけのことはしてあげたいとそんな風に思っています。子犬から年月を重ねて少しずつ愛情が湧いてくる家庭が多いと思いますが、うちの場合病気を克服する度に愛情が増しているようで、これからもそれは変わらないでしょう。

 最後に、通院のため定期的に休みを取らなければならない現状について、チームのメンバーにはいつも感謝していることを申し添えたいと思います。


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