AIP 3.0 内部の変更

ActiveImage Protector 3.0 では、コアな部分の技術的改善が多く行われました。
ユーザーには見えない部分ですが、将来への布石となる重要な変更です。

UIとサービスを完全分離

まず根本的に見直されたのが、UIとサービスの接続部分です。
AIPのUIでは、接続しているマシンを切り替えることでリモート管理を行っています。ローカルマシンの場合はローカルの、リモートマシンの場合はリモートマシンの状態を表示し、操作できます。

3.0以前は、リモート操作を行うために、相手先との通信はサービス同士が行っていました。UIはローカルのサービスとやりとりをして、ネットワーク経由の通信はサービス間でやりとりをしていたわけです。この方式だと、サービスがほとんど全ての面倒をみるのでUIの作成は簡単になる反面、管理コンソール的な使い方をしたくてもサービスを導入する必要がありました。
どういうことかというと、たとえば、サーバー10台をノートPCのWindows XPから管理したいという場合、バックアップするのはサーバー用の10ライセンスの他に管理用にデスクトップがもう一ライセンス必要なのではないか?という疑問がでてきてしまいます。実際には、こういう場合は特例的に管理用にインストールをしてOKということにしていましたが、すっきりしたものではありませんでした。

3.0からは、UIから直接リモート側のサービスに接続できるように変更したので、UIを管理コンソール的にどこにでもインストールして使用できるようになりました。

名前付きパイプからソケット通信に

もうひとつ、通信方法を名前付きパイプからソケットに変更しました。
これは大きな変更です。実際に100台近い運用を行うお客様が出てくるようになり、名前付きパイプでは今後のスケールアップに支障が出そうだ、ということになり、メジャーバージョンアップに合わせた仕様の大幅変更を行いました。

文字コードをUTF-8に

次に、内部で使用する文字コードをUTF-8に統一しました。この変更の主目的はLinux版のためです。AIPのバックアップなどの主なファンクションは共通のソース、共通の設定ファイルフォーマットを使って異種OS間でも整合性がとれるように、かつ日本語もきちんと使える(あたりまえなのですが…)ようにしなくてはなりません。以前はWindows内だけで閉じていればよかったのであまり意識されていませんでしたが、英語版やLinux版の開発に合せて文字コードも統一されました。

3.0では、まだこうした変更によるメリットはそれほど享受できませんが、異種OS対応、ネットワーク関連を機能拡張する為の仕込み部分です。

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