VMware ESXiで作るAltiris Deployment Solution 6.9 SP3テスト環境

Altiris Deployment Solution 6.9はPCクライアント/サーバーの新規導入、Diskイメージの作成・配布、環境移行、バッチ処理の一斉実行を目的とした製品です。SIerでもエンドユーザーでも、この製品に興味を持っていただき、体験版で動作を確認してみたいと思ってくださる方は多いと思います。しかし、テスト環境には多くのクライアントが必要ですし、さらにいくつかのセグメントに分けられたネットワーク構成も必要かもしれません。そこまでのテスト環境が用意できずに導入へ踏み切れない場合もあるかもしれません。

そこでお薦めなのがVMwareによるテスト環境です。そこで、今回は無償で利用できるVMware ESXiでAltiris Deployment Solution 6.9 SP3をテストする環境を作成します。

Deployment Solution6.9SP3でサポートされるWindowsのクライアントOSはXP Pro SP3、Vista Business/Enterprise SP2、7 Professional/Enterprise/Ultimateです。これらをESXiへゲストOSとして作成していくのですが、注意するポイントが仮想NICです。
ひとつ目の注意点はWOL(Wake On Lan)機能です。Deployment Solutionはネットワークを通じてクライアントを管理しますが、その機能のなかには電源管理も含まれ、そこで使用されるのがWOLです。この機能を使用するにはクライアントのBIOS、NICでWOLがサポートされている必要がありますがESXiで作成されているゲストOSの仮想BIOS、仮想NICでは充分にWOL機能が使用できません。

ふたつ目の注意点はブリブートOSとしてWinPEを使用した時の起動です。Deplyment Solutionではイメージの作成・配布時にプリブートOSを起動して行いますが、このプリブートOS起動中にもサーバーと通信も行いますし、共有フォルダもマウントしなければいけません。つまり、プリブートOS中にはNICに対応したドライバが必要になります。ESXiで作成されるゲストOSのバージョンと設定された仮想NICの種類によってはブリブートOSとしてのWinPEで起動できない場合があります。このケースで問題があるゲストOSはXPクライアントです。

以上のふたつを注意しながらDeployment Solution 6.9 SP3用のクライアントテスト環境を実際に作ってみましょう。既にDeployment Solution 6.9 SP3のサーバーはインストールされているとし、XPクライアント環境を作成します。

  1. 仮想マシン作成
    適切なプールで新規仮想マシンを作成します。vSphereのメニューから[新規]-[仮想マシン]を選択し、[新規仮想マシンの作成]ウィザードを開始します。[構成]ではマシンを簡単に構成するために[標準]を選択し、次へ進みます。
    名前を付け、適切なデータストアを選択し、ゲストOSの種類とバージョンでは[Microsoft Windows]を選択し、バージョンでは  Microsoft Windows Vistaを選択して次へ進みます。ここでXPを選択してはいけません。
    適当な仮想ディスクサイズを選択し次へ進みます。
    最後に仮想マシン設定を確認し[完了前に仮想マシンの設定を編集]にチェックを付けて終了します。
  2. 仮想マシンのプロパティ編集
    新規仮想マシンの作成ウィザードを終了させると、仮想マシンのプロパティダイアログが開きます。
    ここで[ハードウェア]タブでアダプタタイプがE1000になっているか確認します。
    VirtualNIC

    次に[オプション]タブで[次回仮想マシンの起動時に、強制的にBIOSセットアップ画面に入る]のチェックを入れて終了します。Deployment SolutionではプリブートOSでの起動時にPXEサーバーを使用するので、BIOSで起動順序をNIC優先に設定するためです。

  3. BIOS設定
    作成したゲストをパワーオンし、BIOSを起動させます。以下のように起動順序をNICが最初になるように設定し保存します。これでPXEから起動しイメージの取得・配布ができるようになります。
    bios

後は普通の物理マシンと変わらずにテストできます。ディスクイメージ取得をテストしたり、用意したXPイメージを配布してみてください。 Altiris Deployment Solution 6.9の体験版とご購入は以下のリンクになります。

Altiris Deployment Solution 体験版

もちろん、作成した仮想マシンにXPをインストールする事もできます。この場合、設定したNICのE1000にはドライバが必要ですのでメーカーであるインテル社からダウンロードできます。

http://downloadcenter.intel.com/detail_desc.aspx?agr=Y&DwnldID=18717

これまでのコメント

  1. avatar いなばにっき » Blog Archive » 2010-04-26のつぶやき :

    […] http://www.netjapan.co.jp/blog/?p=1230 で紹介されているAltiris Deployment Solutionがなかなか面白そう。検証環境が準備できたらいじってみよう。23:59 from – […]

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